天空の城・越前大野城へ。400年以上続く城下町の朝市や醤油作りを体験!

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大野自動車学校のある福井県東部の大野市は「北陸の小京都」と呼ばれ、碁盤上に整えられた美しい城下町が残っています。自動車学校から送迎バスで10~20分の場所にある宿泊先は、数種のホテルと旅館から選べるのが魅力で、前者はシングル、ツイン、トリプル、後者は最大4人まで利用でき、ひとりはもちろん、仲良しグループでの参加も好評です。どの宿泊施設も設備が整っているのも人気の秘密でしょう。

 

そんな大野市自動車学校へ合宿に来たなら、ぜひ訪れたいのが標高249mの亀山山頂に築かれた越前大野城。10月~4月の早朝に気象条件がそろうと、雲海に浮かんでいるように見えることから「天空の城」の名でも知られ、大勢の観光客を魅了しています。

 

ふもとに広がる小京都の古い町並み散策も楽しいでしょう。400年以上続く朝市をはじめ、縁結びで人気が高い春日神社の「良縁の樹」、街のあちこちで湧く名水巡り、醤油作り体験も。大野のソウルフードであるホルモン焼きの「とんちゃん」、大野の新名物として注目される「醤油カツ丼」、江戸時代から食べられてきた「名水おろしそば」など、合宿中に食べ歩きも存分に満喫を!

 

気象条件がそろう10月~4月の早朝だけに現れる「天空の城」に感動!

 

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越前大野城は、1575年に織田信長に仕えた武将、金森長近により築城されました。現在の城は、1968年に再建されたものですが、2層3階の大天守を筆頭に見ごたえがあり、歴代城主の遺品も展示されています。また、大きな石を奥に押し込み、石を横に寝かせて積見上げた野面積みの石垣は、貴重な史跡として評価されています。

 

城内は12月~3月は休館ですが、雨の降った翌日の朝と日中の気温差の激しい10月~4月の早朝に、城の西部にある標高324mの戌山(いぬやま)城址の登山道を上がると、朝霧でできた雲海に浮かぶようにそびえる天空の城、越前大野城を見ることができます。

 

そんな幻想的な光景が眺められるのは、実はこの期間に15回弱と非常にレア。けれども、大野に長期滞在できる合宿ならチャンスはあるはず!合宿で仲良くなった友達と一緒にチャレンジすれば、一生の思い出にもなりそうです。

 

城下町で朝市や名水巡り!醤油作り体験も楽しめる!

 

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越前大野城のある亀山のふもとには、金森長近が碁盤の目のように整えた城下町の古い町並みがあります。数ある武家屋敷や寺社の中でもおすすめは、春日通り商店街の一角にある春日神社。根の部分が結ばれ1本の木のように見えるケヤキとスギは、縁結びの象徴として「良縁の樹」の名で親しまれています。

 

七間通りでは、朝市が400年以上続いています。春分の日~12月の朝7時~11時頃は、地元農家が農産物や加工品を売りに来て賑わいます。また、水が豊かに湧く土地柄で、名水百選の御清水(おしょうず)を筆頭に名水巡りや、明治初めに創業以来、天然醸造醤油を手がける野村醤油で醤油作り体験も楽しめます。

 

観光気分満点の街中では、春分の日~11月末の土日祝は、車夫のガイドを聞きながら人力車に乗っても良いですね。冬の「越前おおの冬物語」や夏の「おおの城まつり」など、四季折々で開催されるイベントも要チェック!

 

ヤミツキ必至の「とんちゃん」をはじめ、大野市名物を食べ比べよう!

 

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城下町や市場の歴史、豊かな水を誇る大野では、美味しいグルメもいっぱい。大野のソウルフードとして愛される「とんちゃん」は、醤油や味噌、ニンニク、唐辛子などで味付けたホルモン焼き。友達とワイワイ食べるのにもぴったりです。食べ応えのある「とんちゃんうどん」もおすすめ。

 

さらに、大野市の老舗醤油屋さんが開発したカツ丼専用醤油がきっかけに、2010年に誕生したあっさり味の「醤油カツ丼」は、今や福井県の三大カツ丼のひとつとして有名です。一方、大根おろしと出汁で味わう「名水おろしそば」は、江戸時代からのロングセラー。街中に人気店が点在しているので、合宿中に食べ比べてみてくださいね。

 

甘党なら、丁稚が里帰りするときに持たせたといわれる大野の冬の伝統銘菓「でっち羊かん」は必食。きな粉を水飴で固めた伝統菓子「けんけら」も、カリッとした歯ごたえがクセになります。

 

写真提供:公益社団法人 福井県観光連盟

 

 

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筆者:児島奈美/トラベルライター

旅行誌のルポタージュ、タウン情報誌の店・スポット紹介を中心に活動するトラベルライター。国内旅行誌に10年以上携わり、全国各地の旅のルポ(普通列車で四国一周、街歩き、温泉旅など)を手がける。他にも、国内の旅ガイド、インバウンドの別冊、県や市の冊子やパンフなどで取材・撮影・執筆。最近では地方の観光推進や移住化などのブレーンとしても活躍中。