運転免許用語集

第二種免許(だいにしゅめんきょ)
第二種免許とは、バスやタクシー、運転代行など、旅客自動車を旅客運送のために運転する場合に必要となる免許です。第二種免許には車両の種類によって、大二、中二、普二、大特二、牽引二の5種類があります。旅客運送を目的とするため、第二種免許の所持者には運転における高い安全性が求められます。そのため、第二種免許の技能試験の合格点は80点以上と、第一種免許よりも厳しくなっています。 第二種免許は一般の自動車教習所はもちろん、合宿免許でも取得が可能です。お仕事などの関係で短期取得を希望されている方には、短期集中型で教習が進んでいく合宿免許がおすすめです。
中型免許(ちゅうがためんきょ)
中型免許とは、車両総重量5トン以上11トン未満、最大積載量3トン以上6.5トン未満、乗車定員11人以上29人以下の自動車に対応する免許のことです。 もともと自動車免許の大きさによる区分では、普通免許と大型免許の2種類しかありませんでした。しかし、仏免許取得者による中型車での交通事故が多発したことによって、平成19年6月から新たに中型免許が加わりました。 中型免許は誰でも取得できるわけではなく、取得には幾つかの条件を満たす必要があります。20歳以上の年齢制限、2年以上の運転経験を持つものだけが取得資格を持つことができます。なお、仮免許を申請する時点で満20歳になっていれば、19歳のうちに教習所や免許合宿へ参加しても問題ないでしょう。
中型二種免許(ちゅうがたにしゅめんきょ)
中型二種免許とは、車両総重量5キロ以上11,000キロ未満、最大積載量3,000キロ以上6,500キロ未満、乗車定員11人以上29人以下の旅客自動車を運転する場合に必要となる免許です。 旅客運送系の仕事に就く際には、この免許が必要不可欠といえます。 なお、中型二種免許を取得するには、幾つかの条件を満たす必要があります。満21歳以上の年齢制限、大型一種・中型一種・普通一種大型特殊のいずれかの免許経歴が通算3年以上であること、両眼で0.8以上、片眼で0.5以上(コンタクトやメガネで矯正可能)の視力があること、このほかにも色彩識別や聴力、身体的な条件をクリアした者だけが取得を認められています。 免許取得後、大人数の旅客を乗せて走行することや、最大6.5トンの積載量で走行するケースを考え、普通自動車などに比べて教習の難易度は高めとなっています。
中型8t限定(ちゅうがたはっとんげんてい)
中型8t限定とは、平成19年6月2日の中型免許新設後において、平成19年6月1日以前に取得された旧普通第一種免許、旧普通第二種免許のことです。旧普通第一種免許は8t限定中型第一種免許とみなされ、旧普通第二種免許は8t限定中型第二種免許とみなされることになりました。 中型8t限定の免許では、車両総重量が8トン未満で最大積載量が5トン未満の貨物車、車両総重量が8トン未満で乗車定員が10人以下の車両を運転することができます。 なお、中型8t限定は限定解除審査に合格することで解除が可能です。解除すると、平成19年6月2日以降に新設された中型免許扱いとなります。ただし、一度解除すると再び中型8t限定の免許に戻すことができなくなるので、注意しましょう。