免許を取得したばかりの若者のための賢い自動車保険の選び方

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念願の自動車免許を取得したら、まずは加入する自動車保険を検討しましょう。現在は、非常に多くの自動車保険があり、その宣伝活動は日に日に加熱。どの自動車保険も良く見えてきて、どれを選べば良いか悩んでしまうことでしょう。

 

そこで今回は「免許を取得したばかりの若者のための賢い自動車保険の選び方」と題して、自分に合った自動車保険を賢く選ぶためのポイントをご紹介します。

 

「保険料が安ければ良い」は間違い?

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自動車保険に限らず、保険全般に言えることですが「どこまでの補償(保障)が必要か」を考えた上で保険を選択する、というのが保険加入の際の大前提です。

「とにかく保険料を安く」を第一に考えてしまうと、万が一の事故の際に「補償が足りない!」ということになりかねません。それは、事故の被害者はだけではなく、損害賠償を請求されるあなた自身が大変な目に遭ってしまう、ということ。

 

もしも事故の加害者になってしまえば、被害者に対する補償は億単位に上る可能性もあります。そのため、被害者がケガ・死亡などした場合の補償である「対人賠償」と、被害者の車など財物を壊した場合の補償である「対物賠償」は無制限が基本です。

 

なお、この「対人」「対物」は、あくまで相手方への補償。ここが保険の難しいところで、自分や自分側の同乗者のケガ・物損などに関しては補償されません。「自分」「同乗者」「自分と同乗者の物」に関する補償や「弁護士費用に関する補償」などがどの程度必要なのかを考えながら自動車保険を組み立てると良いでしょう。

 

高い若者の自動車保険料、どうすれば節約できる?

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とはいえ、自動車保険の保険料はできるだけ節約したいのが本音。そのためには、自動車保険の「ノンフリート等級制度(保有台数9台以下)」について知っておきましょう。

 

自動車保険の「ノンフリート等級制度(保有台数9台以下)」は、1等級~20等級に分けられ、保険料の割引率などが決める際に用いられるものです。6等級からスタートし、事故などを起こさなければ、等級は1年に1級ずつ上がっていき、保険料は安くなります。保険料は、このノンフリート等級と年齢などにより決定されるため、若くて運転実績のない場合は、どうしても保険料が高くなってしまうのです。

ただし、実はノンフリート等級は、家族間などでの引き継ぎが可能なのです(配偶者・子ども・兄弟など)。※家族間の引き継ぎは「同居」が条件。

 

前述したとおり、自動車保険料はノンフリート等級と年齢などにより決定されるため、若者と高齢者は保険料が高く、30代~50代は保険料が低く設定される傾向にあります。そのため、親が事故などを起こしていない場合はノンフリート等級が高くなっていますので、親の等級を引き継ぐことで子どもの保険料を低くすることは可能です。その分、親の保険料は高くなりますが、年齢により元々の保険料の設定が低いため、全体の保険料は安く抑えられるでしょう。

 

また、使用目的や運転者条件をしっかりと決めて契約することも重要。運転者を家族限定や本人・配偶者限定にすることも自動車保険料削減のひとつの方法です。

 

自動車保険を賢く選ぶには必要な補償を見極める

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自動車保険を賢く選ぶために最も大切なこと。それは、必要な補償を見極めることです。無駄のない保険の加入が保険料の節約に直結します。例えば「人身交通事故傷害」「弁護士費用補償」「個人賠償責任補償」は、家族間でひとつだけ契約していれば、一般的には重複して契約する必要はありません。

家族が加入している補償も確認し、後悔しない賢い自動車保険選びをしましょう。そして何よりも事故を起こさないように、くれぐれも安全運転をお忘れなく!

 

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筆者:佐々木茂樹/ファイナンシャルプランナー

1968年、北海道旭川市生まれ。1986年に旭川北高校を卒業、旭川市内の老舗ホテルに勤務。1988年より道内の郵便局に転職、郵便・貯金・保険業務を経験。在局した17年間のうち10年間保険業務に携わり、その間にAFP、2級FP技能士資格を取得。2006年より、三井住友海上きらめき生命でファイナンシャルコンサルタントとして勤務。2011年、同社を退職し、ファイナンシャルサービス株式会社を設立。

■HP:http://financial-service.jp/